販路開拓、人手不足への対応、人材の採用・定着など、経営課題への取組を後押しする補助金・助成金制度があります。いずれも取組を始める前に制度を確認し、申請や届出を行う必要があるものばかりです。「知らなかった」で機会を逃さないために、今回は中小企業の社長に知っておいていただきたい3つの制度をご紹介します。
1.小規模事業者持続化補助金
■制度の概要
小規模事業者が経営計画に基づいて行う販路開拓(チラシ作成、ウェブサイト構築、展示会出展、新製品開発など)の費用を補助する制度です。補助率は2/3、基本上限は50万円で、インボイス特例(+50万円)や賃金引上げ特例(+150万円)を活用すると最大250万円まで引き上げられます。
■対象
商業・サービス業では従業員の方が5人以下、宿泊業・娯楽業および製造業その他では20人以下の事業者(小規模事業者)が対象です。
■申請期限
第20回公募の申請受付締切は2026年12月15日です。申請には商工会・商工会議所が発行する事業支援計画書が必要なため、発行依頼の締切(12月4日)までに経営計画等を準備する必要があります。
2.中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)
■制度の概要
人手不足に悩む中小企業が、公式カタログに登録された省力化製品(加工機、検査装置、搬送ロボット、食品加工機器など)を導入する費用を補助する制度です。補助率は原則1/2以下で、補助上限は従業員の方の人数に応じて異なります。
■対象
人手不足の解消に取り組む中小企業等が対象です。詳細な要件があります。販売事業者と共同で申請します。交付決定前に発注・購入した製品は対象外となりますのでご注意ください。
■申請期限
随時公募・受付中です(公募回ごとの締切はありません)。
3.早期再就職支援等助成金(中途採用拡大コース)
■制度の概要
中途採用者の雇用管理制度を整備し、中途採用を拡大したうえで、採用者の賃金を雇入れ前より5%以上引き上げた事業主に、1人あたり20万円(成長要件を満たす場合は+10万円)が支給されます。1事業所あたり年間20人分まで対象です。
■対象
新卒以外の中途採用者を、雇用保険に加入する無期雇用・フルタイムで採用した場合が対象です。ハローワーク以外からの採用も対象になります。
■申請期限
随時申請可能ですが、採用前に中途採用計画を労働局へ提出する必要があります。採用後に制度を知っても利用できませんので、中途採用を予定している場合は早めにご相談ください。
4.まとめ
補助金・助成金は、受けること自体を目的とするのではなく、予定している取組に活用できるかを確認することが大切です。いずれの制度も、契約・発注・採用などの取組を始める前に申請や届出が必要ですので、早めの準備をおすすめします。
上記は2026年10月現在の制度概要です。詳細な要件・公募状況・申請手続きについては、各制度の公募要領をご確認いただくか、弊社担当者までご相談ください。
制度内容や公募状況は変更される場合があります。
取組前に確認したい補助金・助成金3選
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